やっつけ不定記

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CCoE実践者コミュニティ関西 #6

こちらのコミュニティイベントに参戦してきました。
https://ccoekansai.connpass.com/event/348883/
実はしれっと第一回から皆勤賞だったりします。



今回のお題はコミュニティ運営についてのパネルディスカッション。
CCoEの文脈で展開されましたが、コンテンツ問わずコミュニティあるあるかもしれません。
というわけで、以下メモを書き殴ります。

1. 前説&オープニング

本コミュニティはSysdigさんとずぶずぶの関係らしいw

2. 社内コミュニティ実践者に聞くコミュニティマネジメントのポイント(パネルディスカッション)

前提知識

  • コミュニティとは
  • CCoE実践者たちが組織するコミュニティとは?
    • CCoE(コミュニティマネジャー)
    • 経営層
    • 社員(コミュニティメンバー)
  • コミュニティのライフサイクルは焚火に例えられる

コミュニティのライフサイクル

  1. 焚火の準備
    • 徹底的な準備と計画 VS 熱量とスピード重視
      • 熱量とスピード重視
        • やる気ドリブン
        • 教育の集まりだったものがコミュニティになった(機会を待っていたら来たので、一気に進めた)
        • 経営層にどこまで仁義を通したか?
          • 盛り上がってから認知してもらった
        • 既成事実の積み重ね
      • 徹底的な準備と計画
    • コミュニティを立ち上げるきっかけ・立ち上げ当時のゴール設定は?
      • KINTO
        • きっかけ:トヨタとKINTOの月一回の情報共有会
        • ゴール:なし
      • ダイキン
        • きっかけ:社内に情報教育大学があり、その卒業生からの悩みに答えたい
        • ゴール:とにかくコミュニティを立ち上げる
      • TIS
        • きっかけ:AWS使える人を増やす必要が出てきて、体験会か勉強会どちらがいいか検討して勉強会になった
        • ゴール:そのときの勉強会で扱うAWS技術をみんなが使えるようになっている
      • 三菱
        • きっかけ:あまりない。Teamsの機能(Viva Engage)にAWSの話を投稿していたら、いつの間にかコミュニティになっていた
    • コミュニティのビジョンやミッションはどのように設定しましたか?
    • コミュニティを立ち上げるのに最も必要なこと、準備は?
    • 立ち上げにあたって、経営層向けへはどのようなアクションを取りましたか?
      • KINTO:各社ごとに話を通した。体制を出すときには、コミュニティに理解のあるえらい人に入ってもらった
      • ダイキン:正直活動はあまりやってない
        • お金:教育費使えた
        • 時間:横串で動ける会社の風土があった
      • TIS:ゲリラ的にやった。メンバーがAWSのアライアンス機能を持っていたので、そのコネクションで会社的に重要よねというロジックを作った
      • 三菱:特に取っていない。楽しめたらよい。仕事っぽくない形でやった。
  2. 火起こし
    • 少数精鋭VSすそ野を広げる
      • 三菱
        • 拡大しようとしてやっているわけではないが、人は気づいたら増えてた
        • 人数をKPIにしない
      • TIS
        • 少数精鋭というか実質一人
        • 年間20回は開催。半分以上は自分で登壇し、残り半分はスカウトしに行った
        • 登壇者がたくさんいるように見せた
      • ダイキン
        • 参加者:すそ野広げる派
        • 運営:少数精鋭
      • KINTO
        • 開始当初は少数
        • TOYOTAグループとして始めたときは、会長も呼んで決起会の形で大々的に開催。そこからすそ野を広げた
    • 社内コミュニティ活動は会社の事業には直接的な貢献にならない図式かと思います。一方で会社からの一定以上の理解や支援は必要になるとかと思います。この辺りをどのように工夫して理解や支援を得ているのでしょうか。
      • 三菱:業務命令では動かない。代わりに会社でイベントやるときは協力するような形にした
      • TIS:コミュニケーションプラットフォームを運営していると言っていいかもしれない。AWS扱っている人が増えたら、その向こうにいるお客さんも増える。コミュニティ側からAWSの公式発表を出し続けて認知してもらった
      • ダイキン:教育とガバナンスの役に立ってる旨を経営層に示す
      • KINTO
        • グループ会社ごとにナレッジがばらけているのはよろしくないという考え方で進めた
        • AWS社から見ると、TOYOTAグループとして窓口が1つで済むというメリットがある
        • グループ会社間のネットワーキング
    • 初期イベントや活動の成功事例を教えてください
      • ダイキン
        • 質問に最速でレスする(質問者に安心感を与える)
        • 回答に時間がかかって残業になってしまうことがあるが、管理職特権で何とかしてるw
      • TIS
        • 情報をGiveしまくる
        • コミュニティに入らないと業務が回らない仕組みにした(資料一式はコミュニティのTeamsに置いた)
  3. キャンプファイヤー
    • コミュニティマネージャ主導(継続)VSメンバー自立支援
      • KINTO:基本的には自立支援。コミュニティマネージャーは何となく任期制でやっている
      • ダイキン:同上。若い人が増えてきたので、自分がやり続けるのはあまりよくないと思っている
      • TIS:基本は自立支援。社員がコミュニティ活動することに意義を感じてもらう(各組織で評価してくれるような役割にシフトしたい)
      • 三菱:基本自立支援。スポットライト戦略(アウトプット積極的な人を過剰に褒める。育ってきたらすっと引く)
    • 社内コミュニティ運営メンバーのモチベーション向上・維持の工夫があればお聞きしてみたいです
      • 三菱:コミュニティのTシャツを作った(一体感の醸成)
      • ダイキン:運営メンバーの実業務につなげてあげる。登壇を推奨する。
      • TIS:コミュニティのメンバーがAWSにおいての社内No.1になるようなモチベーションでやってもらう
      • KINTO:登壇したらTシャツをあげる。運営メンバーなので自分のやりたいことができる
  4. 株分け
    • マンモスコミュニティVS株分け
      • KINTO
        • 自然発生による株分けはある(現在はAWS、Azure、GCP、セキュリティ、デザインのコミュニティがある)
      • ダイキン
        • コミュニティがたくさんできてややこしくなってきたので、逆に株寄せしている。マンモスコミュニティ云々は実際にマンモスになってから考える
      • TIS
        • メンバー3000人規模のコミュニティなので、レスをつけるのをためらうメンバーがいることは十分ありうる
        • 質問者の部門Teamsコミュニティに持ち帰って盛り上げてくれてるケースが多く、それはそれでありと考えている
      • 三菱
        • このテのコミュニティは本体がどうしても東京開催になってしまう(出張申請大変)ので、勝手に関西でやっている

会場質問

  • コミュニティを運営していてよかったなと思う瞬間は?
    • 三菱:JAWSのような話を社内でできたとき。
    • TIS:若者がAWS資格全冠になったとき。若者が勝手に盛り上がるとき。
    • ダイキン:コミュニティがなければやめてたと言われたとき。
    • KINTO:いろんな人と知り合えること。

Slidoの質問

  • コミュニティで開催するイベントに参加してくる方のスキルレベルがどのくらいを想定しているのか教えてください
    • KINTO:イベント毎に初級~上級を設定している
    • ダイキン:KINTOのようなレベル設定をやろうとしている
    • TIS:イベントについてはコミュニティTeamsがあり、そこにいる人のレベルは千差万別
    • 三菱:ほぼ完全初心者向けにしている。AWS技術というよりは、事業に結び付く形にして参加しやすくすることをめざしている

3. 次回予告

  • 日程:7月17日
  • 場所:梅田(?)

4. 懇親会

不参加だったので誰かレポートお願い・・・

5. その他

グラングリーン大阪は初めてだったのですが、新しいだけあって充実度合いがハンパなかったです。