やっつけ不定記

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AWSの基礎を学ぼう 特別編 最新サービスをみんなで触ってみる GWLB

表記イベントに参加してみました。
AWS Gateway Load balancerというサービスを動かしてみようというものです。

GWLBを平たく書くと、AWS上にどこかのバーチャルアプライアンスを導入するときに使える
ロードバランサーのサービス。やり方次第では、リバースプロキシとしても使えるそうです。

細かい知識は下記が参考になりそうです。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/elasticloadbalancing/latest/gateway/getting-started.html
https://dev.classmethod.jp/articles/introducing-aws-gateway-load-balancer/

今回はこんな感じのネットワーク構成を構築したうえで、
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同一AZのGWLBを経由した疎通確認とAZをまたいだクロスゾーン負荷分散を使った
疎通確認をするというハンズオンを行いました。
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手順書のシナリオそのものは滞りなく完走できたものの、やってることはかなりややこしく、
1周しただけで完全に理解なんてほぼ無理のように思えました。

詳細な解説はどなたかが書いてくださると思うのでそれを待つ(苦笑)として、
自分はZoom会話やチャット内容で気になったポイント、ハンズオン時の自分の環境での
メモをかいつまんでみることにします。

  • ハンズオンでは4つのVPCを使うが、アカウントのデフォルトでは1つのリージョンにつき5つまでしか使えない(うち1つはDefault VPCとして使われている)。このため、事前にVPCを整理するか、まっさらのリージョンで行う必要がある。

  • GWLBを利用できないリージョンがある(具体的にどのリージョンが使えるかまとまったサイトはない。主要なリージョンはほぼ使えるハズ。)

  • VPC Reachability AnalyzerはTransit Gatewayを超えることができないので、本件のような場合では使えず、理解するには地道に手元でルート書いた方がよい

  • AWSの学習において、VPCとIAMが最初の鬼門。IAMはWindowsNTFSのようなものという説明で通じる場合がある

  • GWLBのセッション情報保持時間は300秒。クロスゾーン負荷分散を試す場合は前の疎通から6分程度間を空けるとよい

  • 環境構築は提供されたcFnがあったので14分程度でできたが、実際に設計考えて実装するとなると、えげつない作業になりそう

  • 環境削除の所要時間は、cFnスタック削除開始から15分程度で完了。手順書の「gwlb-endpoint-AZ2も同様の手順で削除してください」は、直前に別の表現でなされており、文言削除漏れの可能性が高い(ここで5分くらい迷子になった)