やっつけ不定記

好きなときに好きなことをちゃっちゃと書いてます

IT技術書のオススメLT会@kobe #00

表記の勉強会を見てきました。
https://i-love-technical-books.connpass.com/event/106078/
自分の好きな技術書について、10分でLTするというもの。
こういう会、あまりないよなあということで興味を持った次第です。


場所は神戸脆弱性診断の会#1第7回総サイLT大会での発表を聴いて以来、
自分の中ではデートスポットとしてすっかり定着したビル。
何度もお邪魔しているので、迷うことはありません。


内容は4本のLTとフリートークの2部構成。
各人の技術書愛を存分に味わうことのできる、非常に興味深い会でした。
以下、このテの勉強会での恒例行事。手元メモ開放です。


(1)オープニング
このLT大会の経緯説明。参加者の自己紹介




(2)技術書の歩き方&『Webエンジニアが知っておきたい インフラの基本』 紹介
[技術書の歩き方]
技術書を読むことは、著名なエンジニアからの個人講義を受けるに相当。
技術書は借りるのではなく、自分の身銭を切って買うべし。


[Webエンジニアが知っておきたい インフラの基本]
インフラをやりたいけど何からすればいいかわからない人におすすめ。
技術だけでなく、インフラを扱う上での心構えも書かれている。
「推測するな・計測せよ」




(3)ドラゴンクエストXを支える技術
ドラクエXをやったことがなくても読める。
よくあるオンラインゲームでは、プレイヤーは活動するサーバを割り当てられ、
サーバ間の行き来はできないが、ドラクエXは全員が同じサーバで活動する。
プログラム言語のことを知らなくても読めるようになっている。
図表がカラーで飽きない構成になっている。
作者は数多くの特許を持っている。
Oracle Exadataを使っているが、それの負荷対策があればもっとよかった
(Exadataの話だけで、本がもう一冊できてしまうのだろうけど)。




(4)エンジニアのためのマネジメントキャリアパス
ITの場合、人に対する変数が多すぎてマネジメントが難しい。
一般的なマネジメントの本は世の中にたくさんあるが、
エンジニアがマネジメントをやりたいと思ったときに使える本は
この本くらいしかない。
マネジメントされる側のエンジニアも、する側の気持ちを知るために
読んでおいたほうがよい。
この本を読み終えたら「エンジニアリング組織論への招待」に進むとよい。


Q:
この本は翻訳である。最近は原書が出てから翻訳されるまでの期間が短い。
翻訳の精度はどんなものか?


A:
最初から最後まで通し読みするにはつらいかもしれない。
翻訳そのものはしっかりなされている。




(5)実践Scala入門
Nintendo Switchの通知機能の裏側がすごい(この記事)。


Scala
静的型付け言語、オブジェクト指向+関数型、JVM上で動作、ZOZOで使われてる。


Scalaのとっつきにくいところ
オブジェクト指向・型を多用、イミュータブルなデータの扱い、関数型(forがない)


・実践Scala入門のいいところ
単なる言語仕様だけでなく、ユニットテストのやり方にも触れている。
どうすればよいコーディングになるかの解説がある。


Scala勉強の進め方
実践Scala入門→Scala Fukuoka(2019年1月)→Scala Matsuri(2019年6月)




(6)フリートーク
参加者全員で技術書に対することをひたすら語る。
・リーダブルコード、マスタリングTCP/IP、徳丸本は鉄板。
・技術書は移動中に読みたいが、いわゆる薄い本だと電車内では読みづらい(苦笑)
・ジュ〇ク堂技術書コーナーの歩き方w