やっつけ不定記

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Ubuntu16.04から18.04に上げてみた

手元のThinkPad X200上に入れたUbuntu16.04LTS。
7月頃から18.04にアップグレードしたいなと考えてはいたのですが、
実践された方のレポートはいずれも手動実行。
公式のアップグレードパスが出るまでガマンしていたのですが、
なかなか公開されず、やきもきしていました。


今日明日と少し時間ができそうなので、改めて検索してみると、
8月にアップグレードパスができた模様。
自分の環境は、素のUbuntuからLXDEや日本語入力を適当に導入した、
なんちゃってLubuntu。
うまくアップグレードされるか不安でしたが、
必要なバックアップは取っているし、
使ってるアプリはほとんどがファイル展開かDocker経由。
仮に壊れたとしても、綺麗にする名目でクリーンインストール
やり直したらいいやと割り切ります。
以下、やったこと。


(1)現環境の最新化
「ソフトウェアの更新」で現在導入されているソフトウェアを
すべて最新化する。必要に応じて再起動する。




(2)アップデート前環境の確認
$ cat /etc/update-manager/release-upgrades
・・・
Prompt=lts
$ cat /etc/os-release
NAME="Ubuntu"
VERSION="16.04.5 LTS (Xenial Xerus)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 16.04.5 LTS"
VERSION_ID="16.04"
HOME_URL="http://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="http://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="http://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
VERSION_CODENAME=xenial
UBUNTU_CODENAME=xenial
$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=16.04
DISTRIB_CODENAME=xenial
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 16.04.5 LTS"
$ uname -a
Linux (ホスト名) 4.4.0-134-generic #160-Ubuntu SMP Wed Aug 15 14:58:00 UTC 2018 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux




(3)アップデート
改めて「ソフトウェアの更新」実行したら、18.04.1 LTSへの
アップデートが表示されたので、「アップデート」を押す。
管理者権限ユーザの認証を訊かれるので入力して「OK」を押す。



リリースノートが表示される。
確認して「アップグレード」を押すと準備が始まる。



サードパーティリポジトリの注意が表示される。
自分の環境は独自にリポジトリを登録していたからか。



最終確認(?)が表示される。「アップグレードを開始」を押す。



ダウンロードやインストールの実行が始まる。



導入済みソフトが何かしら言って来たが、とりあえず「Forward」する。




2時間半くらいしたら、パッケージ削除の確認画面が出たので「削除」する。
ダイアログが出るまでの時間は、端末のスペックにもよると思われる。



再起動を促されるので「すぐに再起動」を押す。



再起動されたが、デスクトップには変更ない模様。
いきなりシステムのエラー報告出た。

メッセージでググったら、結構有名な話とのこと。
クラッシュレポートが残り続けているためのようで、
下記コマンドで表示しないようにする。
$ sudo rm /var/crash/*




(4)アップデート後環境の確認
$ cat /etc/os-release
NAME="Ubuntu"
VERSION="18.04.1 LTS (Bionic Beaver)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 18.04.1 LTS"
VERSION_ID="18.04"
HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
VERSION_CODENAME=bionic
UBUNTU_CODENAME=bionic
$ uname -a
Linux (ホスト名) 4.15.0-33-generic #36-Ubuntu SMP Wed Aug 15 16:00:05 UTC 2018 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux




(5)ソフトウェアの確認・修復
Synapticがメニューから起動しなくなったので、
「メニュー」→「実行」から直接Synapticを起動
(管理者権限の警告みたいなのが出た)。
ググった結果、管理者権限で自動起動する設定が外れた模様。
下記を実施すると直った。
「メニュー」→「設定」→「LXSessionのデフォルトのアプリケーション」
→「自動立ちあげ」から「PolicyKit Authentication Agent」にチェックを入れる。


下記を参考にDockerを入れ直し。
https://docs.docker.com/install/linux/docker-ce/ubuntu/#install-docker-ce-1
インストール後にDockerサービスの再起動を実施。


VirtualBoxが消えてしまっていたので、
Synapticからリポジトリを復活させて再インストール。